実際に廃墟に行かなくても行ったかの様な気分になって頂けたら幸いです。 尚、廃墟マニア以外の当ブログの訪問は御遠慮願います。心霊系のクソも同時に、即刻、お帰り下さい。
「横通路(2)」
横通路(2)の突き当たり、土間の方から来た方を振り返って通路を戻ります。
上山医院090


















「中央通路」
中央通路を奥へと進みます。
上山医院091


















上山医院092


















通路の壁に設置されたこれは・・・消化器・・・か?
いや、しかし、こんな消化器は見た事が無い。何だこれ?どうやって使うんだ?
上山医院093


















病院らしく、通路には松葉杖も落ちている。
上山医院094


















来た方(玄関の方)を振り返ります。
上山医院095


















玉の字型で構成された建物の、縦棒部分に当たる中央通路の最奥、
「玉」の字の一番下の交差点部分は、床の崩落が激しく、少し注意が必要である。
上山医院096


















一先ず、通路を一番奥まで進んでみます。
上山医院097


















通路の最奥は床が完全に抜けており、ぐちゃぐちゃで通行は困難。
上山医院098


















「横通路(3)」
中央通路の最奥部分は床が完全に崩落していたので少し戻って、
「玉」の字の一番下の横棒の右半分部分に当たる通路を進みます。
上山医院099


















「第七號室」
通路手前の病室。プレートは無かったが、順番的に恐らく第七號室だろう。
横通路(3)にある病室は、他の通路の病室よりも少し広く、
普通サイズの部屋と、その奥に小さい部屋がもう一つある、二間仕様。
上山医院100


















こちらが小さい方の部屋。奥に見えるのが先程の普通サイズの部屋。
因みに、壁の張り紙には「部屋の中に七輪を持込まないようにして下さい」。
上山医院101


















普通サイズの部屋側にも通路(横通路3)があったが、
小さい部屋側にも細い通路があり、部屋の両サイドに通路が通っている構造。
その細い方の通路から、隣の部屋の方を望む。
上山医院102


















「横通路(3)」
大きい方の通路に戻って来ました。
通路の突き当たりに扉が見えるので、次はそちらへ。
因みに、写真右側は後述する「第八號室」である。
上山医院103


















扉を出ると一度屋外へ出て、(現在は崩落しているが)小さい渡り廊下を渡り、
その先に見える建物は・・・、恐らく便所・・・か、それとも、もしかすると風呂場か。
因みに、この部分は「玉」の字の点の部分に当たる棟である。
この部分は、通路が崩落していて歩くのが面倒そうだったので未踏です。
見たい人は自分の目で自己責任で見て来て下さい。多分、しょーもないと思うけど。
上山医院104


















「第八號室」
こちらは「玉」の字の一番下の横棒の一番右端に当たる部屋である。
こちらの部屋も物置と化していて特に面白くはなかったが、
ふと、視界に市松人形が飛び込んできた。人形好きとしては放ってはおけない!
上山医院105


















普段、廃墟を撮影する時は、「トイカメラ」モードで特に設定を変える事も無く、
極力、手間を省いて簡単に撮影していますが、人形は少し真面目に撮影しようと思い、
念の為に背負っていた三脚を使用し、且つ設定を変えて撮りました。
廃墟用ではないレンズとレフ板もあれば良かったのですが、
市松人形が居るとは知らなかったので、持って来ていませんでした。残念。
上山医院106


















さて、このいちまさん、最初は乱雑に打ち捨てられていたのですが、
流石にその状態は可哀想だったので、せめて座らせてあげようと思い、
持ち上げた途端、手足が全部、そのままスッと落ちてしまいました(笑)。
再訪する機会があったならば、その時は道具持参で修理してあげようと思います。
因みに、市松人形の手足は基本的に、上腕部分と太腿部分は布で出来ており、
木工ボンドで接着する事が出来ます。更に、小さい釘を打ち付ければより丈夫に!
これを見る限り、布部分がごっそり外れている様なので、修理には
上腕&太腿部分に当たる筒状の布の内部に入れる綿も必要かと思う。
更に言えば、布自体が紛失している可能性もあるので布も必要かも知れない。
上山医院107


















さて、このいちまさん、寝癖も酷いですね(笑)。
放置されていた古い市松人形は髪の毛がぐちゃぐちゃの場合が多いですが、
市松人形の髪の毛は、歯ブラシと人間用のリンスと水で直す事が出来ます。
先ず、歯ブラシにリンスを付けます。そして、歯ブラシで髪を梳かしながら
髪にリンスを塗ってゆきます。勿論、毛先から順に丁寧に。
この時、顔にリンスが付着しない様に注意する必要があります。
あと、力を入れて髪を引っ張ると抜けるので、ゆっくり優しく。
次に、ある程度、髪の毛が整ってきたら、今度は歯ブラシに水を含ませて
再び髪を梳かす様にリンスを落としてゆきます。
この時、水が顔に付着しない様に細心の注意が必要である。
基本的に古い市松人形の顔や手足は胡粉塗りなので水に弱いらしいです。
で、リンスを綺麗に流したら、最後はドライヤーで乾かして終了( ̄ー ̄)bグッ!
リンスの良い香りがするサラサラヘアーのいちまさんの出来上がりである。
因みに、リンスはしっかり流さないと、後で固まって、
まるで整髪料を付けたみたいにカチカチのパキパキになります(笑)。
まぁしかし、このいちまさんの場合、結構、禿げ散らかってしまっているので、
毛根が弱くなっている可能性が高く、リンスで梳いても髪が大量に抜けるだけで、
サラサラになる頃には殆ど髪の毛が残っていないかも知れません(笑)。
高いけどお金を出してプロに張り替えてもらう方が得策かと。
上山医院108


















さて、このいちまさん、お顔はなかなか可愛らしいのですが、汚れが結構酷い。
少しの汚れだったらウェットティッシュで軽~~く拭くと綺麗になる事もありますが、
恐らく、この市松人形を綺麗にするにはお金を出してプロに任せないと無理かと。
折角、良いお顔なのに・・・勿体無い!ヽ(`Д´)ノ
こうなる前に僕に連絡をくれたら無料で引取りに伺うのに・・・orz
そんなわけで、いらない市松人形があればご連絡を頂けると有難いですm(_ _)m
贅沢を言えば、ビスクドールだと尚、有難いです!宜しくお願い致しますm(_ _)m
上山医院109


















なかなか可愛らしい市松人形だったので思わず持って帰りそうになりましたが、
持って帰りたい欲望をグッと堪えて、探索を続けます。
上山医院110


















上山医院111


















小さい箱には雛人形が入っていた。
小さい箱の中で密着した二人。百合百合しくて少しエロスが漂っている(笑)。
上山医院112


















こちらは小さい方の部屋。建物の一番端なので崩壊が進行している。
上山医院113


















障子の向こう側が、市松人形が居た普通サイズの方の部屋。
上山医院114


















小さい方の部屋に面した細い方の通路の最奥から反対側を望む。
上山医院115


















「横通路(3)」
再び広い方の通路に戻って来ました。来た道を戻ります。
上山医院116


















横通路(3)と中央通路の交差点は床の崩落が激しいので通行には注意が必要。
上山医院117


















「中央通路」
玄関の方を振り返ります。
上山医院118


















「横通路(3)」
最後に、「玉」の字の一番下の横棒の左半分部分に当たる通路を進みます。
上山医院119


















「第六號室」
プレートは無かったが、順番的に恐らく第六號室だろう。
床が完全に抜けており、部屋内は滅茶苦茶である。
上山医院120


















「横通路(3)」
あれ?恐らく左のガラス戸の向こうに「第六號室」の隣の部屋があると思うのだが、
完全に探索し忘れました。引き戸が閉まっていたから気付かなかったのか・・・。
それとも、「第六號室」は2部屋で1部屋の大部屋だったのか・・・。
詳細は再訪しないと分かりませんが、謎を残しつつ、取り敢えず、通路の奥へ。
上山医院121


















通路奥から来た方を振り返る。何だか学校みたいにも見えますね。
上山医院122


















通路の最奥は・・・これは、土間・・・になるのか?よく分からん区域だった。
上山医院123


















「中庭」
土間?から外へ出ると、中庭。恐らく、夏場はジャングルだろう。
因みに、写真右半分に見えるのが「中央通路」で、左半分は「第二號室」。
上山医院124


















「外観」
建物内部の探索を終え、外に出て来ました。
夏場は完全に植物に覆われて"ガチャピン色したムック状態"になるんだろうな。
上山医院125


















上山医院126


















住居棟は施錠されていたので未踏。
まぁ、他人が生活していた空間なんて気持ち良く探索出来ないし、
他人のプライヴェートをネット上に晒すなんて所業は流石に出来ないので、
例え施錠されていなかったとしてもブログには掲載しなかったと思う。
上山医院127


















上山医院128


















上山医院129


















そんな感じで、探索を終わります。
それにしても、周囲には人間が住んでいる雰囲気はあるのに
人間を一切見なかったし気配も全く無かった、何だか少し不気味で不思議な領域でした。
上山医院へ戻る。


ーーあとがきーー

さて、この後は、少し東(帰宅する方向)へ戻って、
加東市にある温泉「滝野温泉 ぽかぽ」へ向かう予定だったのですが、
この上山医院の前に訪れた廃小児科医院の正門が理由あって撮れていなかったので、
仕方無く、再び瀬戸内市まで戻って、正門だけ撮りに行きました。
そうこうしている内に陽は沈み、時間は無情に流れて、
このままでは「ぽかぽ」に着いて風呂に入って食事をする頃には
食事処のラストオーダーの時間が過ぎてしまう!というわけで
今回は温泉に入らずにそのまま帰るかぁ・・・と思い、
帰り道にあったテキトーなうどんチェーン店で食事を済ませたのですが、
いや、やっぱり温泉、入りたい!というわけで、急遽、北上して「ぽかぽ」へ!
入館時間が迫っていたので急いで向かって何とか無事到着!
周囲が緑(夜だから真っ暗)に囲まれた中に突然現れた感じの立地にある温泉施設で、
結構、良い感じでした。
露天風呂も広くて、しかも、なんか屋形船の形をしたサウナもあって面白かったです。
僕はサウナは暑くて嫌いなので入りませんが、
サウナの外観の船の部分に座ったりしながらも露天風呂に浸かれるのが
子供の冒険心をくすぐって凄く気に入りました。
泉質はどんなだったか忘れましたが、良い湯でした。
機会があれば是非また行きたいです。今度は食事処が開いている時間に!
そんな感じで、「滝野温泉 ぽかぽ」、オススメです。名前も可愛いし(*´∀`*)
http://www.pokapo.jp/index.php
この日、訪れた廃墟2件はイマイチでしたが、
良い温泉に入る事が出来て満足して帰りました。

ーーあとがき、おわりーー

Comments

    • 人形's comment
    • 2018年06月18日 15:46
    • 廃墟に市松人形。最高のシチュエーションではないですか!!
      彼女がずっとここで静かに過ごせますことを切に願います。
    • C.C.'s comment
    • 2018年06月18日 16:07
    • 毎度コメントありがとうございます。
      確かに、古い市松人形は廃墟と合いますね。
      ウチの市松人形もいつか木造廃墟で撮りたいなと思っているのですが、なかなか機会がなく・・・。

      そうですね。盗まれてネットオークションや骨董市でジャンク品として売り飛ばされない事を願います。・・・あ、いや、しかし個人的には、このまま廃墟に放置されて朽ちてゆくよりも、修理して大切にしてくれる方の手に渡ってくれる方が好ましかったりします。お人形たちには出来る限り人間の手の中に居て欲しいです。

Add Comments

名前
 
  絵文字
 
 
カテゴリー
ギャラリー
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
  • 太平洋(3階・後編)
最新コメント
伝言
  • ライブドアブログ