date : 2015.07.
関西の人里離れた山奥の奥の奥、辺境の其のまた辺境に在る無人集落の裾、
迫る緑の山々とダムの貯水池に挟まれ、最早、誰も訪れぬ地で、
悪戯に破壊されて痛ましい程の無残な姿を静かに晒し続ける廃墟。
僻地に置き去りにされ、人々に忘れ去られた幽き存在感で、
且つ貫禄纏いて悠久の時を過ごす此れは、秘境に御座す幻の廃校である。






上北山村立東ノ川小中学校(前編)へ
上北山村立東ノ川小中学校(中編)へ
上北山村立東ノ川小中学校(後編)へ
さて、この廃校ですが、何度も書きますが凄まじい辺境の地にあります。
大阪から車で凡そ4時間。
岡山の西端でも3時間程で行けるにも関わらず、隣の県なのに4時間である。
しかも、数時間コンビニを見掛ける事は無く、更に、終盤の45分は家すら無い。
当然、携帯も圏外だったと思う。
この日は、気分転換に有給を使って訪れたのですが、
雨男らしくいつもの如く、台風やら集中豪雨やらが予定日前に纏めてやって来て、
予定日は何とかギリギリ集中豪雨明け。
しかし、数日間続いた豪雨明けで、当然、この地域では土砂災害警報が出ていた。
かと言って、折角休みを取ったのに行かないわけにはいかず、とりあえず、出発。
途中までは順調でしたが、やはり酷道山道に入った所で通行止めに。
後続のトラックと共にどうしたものかと考えていると、
対向から走って来たトラックが、通れた、大丈夫、と言うので、再度、出発である!
しかし、これがまた荒れ放題の酷い道の有様で、
枝や小石が散乱しているのは当たり前。
道路に迫り出した断崖絶壁の山肌からは滝の様に水が溢れ出し、
時に滝に打たれながら、時に深く水没した道を慎重に通り過ぎ、
落石や土砂崩れの予兆は無いかと常時注意深く周囲を観察し、
大自然の脅威に慄きながら数時間、漸く辿り着いた廃校なのである。
・・・まぁ、普通の天候の日に訪れれば何て事は無いのかも知れないが、
雲行きが怪しい日、況してや警報が出ている時には訪れない事を強くお勧めする。
そんな感じで訪れた辺境中の辺境に在る当廃校ですが、
大自然に対する緊張感が勝って、廃墟探索を余り満喫出来ませんでした。無念orz
そんなわけで、好天に恵まれた日に機会があればまた訪れたいと思います。
それにしても、生徒僅か5人て・・・。
関西の人里離れた山奥の奥の奥、辺境の其のまた辺境に在る無人集落の裾、
迫る緑の山々とダムの貯水池に挟まれ、最早、誰も訪れぬ地で、
悪戯に破壊されて痛ましい程の無残な姿を静かに晒し続ける廃墟。
僻地に置き去りにされ、人々に忘れ去られた幽き存在感で、
且つ貫禄纏いて悠久の時を過ごす此れは、秘境に御座す幻の廃校である。






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上北山村立東ノ川小中学校(後編)へ
さて、この廃校ですが、何度も書きますが凄まじい辺境の地にあります。
大阪から車で凡そ4時間。
岡山の西端でも3時間程で行けるにも関わらず、隣の県なのに4時間である。
しかも、数時間コンビニを見掛ける事は無く、更に、終盤の45分は家すら無い。
当然、携帯も圏外だったと思う。
この日は、気分転換に有給を使って訪れたのですが、
雨男らしくいつもの如く、台風やら集中豪雨やらが予定日前に纏めてやって来て、
予定日は何とかギリギリ集中豪雨明け。
しかし、数日間続いた豪雨明けで、当然、この地域では土砂災害警報が出ていた。
かと言って、折角休みを取ったのに行かないわけにはいかず、とりあえず、出発。
途中までは順調でしたが、やはり酷道山道に入った所で通行止めに。
後続のトラックと共にどうしたものかと考えていると、
対向から走って来たトラックが、通れた、大丈夫、と言うので、再度、出発である!
しかし、これがまた荒れ放題の酷い道の有様で、
枝や小石が散乱しているのは当たり前。
道路に迫り出した断崖絶壁の山肌からは滝の様に水が溢れ出し、
時に滝に打たれながら、時に深く水没した道を慎重に通り過ぎ、
落石や土砂崩れの予兆は無いかと常時注意深く周囲を観察し、
大自然の脅威に慄きながら数時間、漸く辿り着いた廃校なのである。
・・・まぁ、普通の天候の日に訪れれば何て事は無いのかも知れないが、
雲行きが怪しい日、況してや警報が出ている時には訪れない事を強くお勧めする。
そんな感じで訪れた辺境中の辺境に在る当廃校ですが、
大自然に対する緊張感が勝って、廃墟探索を余り満喫出来ませんでした。無念orz
そんなわけで、好天に恵まれた日に機会があればまた訪れたいと思います。
それにしても、生徒僅か5人て・・・。
こんな重厚な文章がよく思いつきますね。素敵です。