date : 2014.01.
2014.03.
衰退色濃くなりゆく温泉街の主要な道路の其の横で
無遠慮に無防備に大口を開け聳え立つ厳かなる大型廃墟。
まるで誰も何も気にしていないかの様に
日常風景に溶け込んで普通に其処に在る其れは、
貫禄すら漂わせる其の外観とは裏腹に
解体が進んだ内部は、廃墟的魅力に乏しい廃ホテルである。
「外観」
「1階」
1階は駐車場の様なスペースとなっているが、
今では、解体した廃材捨て場の様になっていて無残。
「2階」
駐車場の階段を上るとフロントの様な場所があり、
そのフロントの様な場所から
待合室か、または食事をする様な場所へと繋がっている。
待合室の様な場所は丁度、ホテル外観の赤い部分である。
床は部分的に解体されており、
知らずに歩いているとそのまま1階の駐車場に転落する恐れがある。
緑の安っぽい壁紙と無駄に重厚な木の机が、微妙なセンスを醸し出している。
再びフロントの様な場所の方へと向かい、
その横の階段から3階へと進む。
「3階」
客室は、綺麗さっぱりな部屋もあれば散らかっている部屋もあるが、
そのどれもが既に殆ど解体済みで全く面白くはないので、
全ての部屋は掲載せずに適当に2枚だけ載せてみる。
それでは、さっさと4階へ。
「4階」
階段を上った先にはバラのタイル絵。やはり微妙なセンスである。
このホテルは部屋数だけは無駄に多いが、
どの部屋も微妙なセンスと安っぽさに満ちていて、やはり退屈である。
恐らく、解体が進んでいなくても微妙な類の客室だったのではないかと思う。
客室よりも曲がりくねって入り組んだ配置の廊下と階段の方がまだ面白い。
方向音痴であれば自分の居る位置が分からなくなってくるだろう。
因みに僕は方向音痴なので、道がちょっと曲がっているだけで、もう迷子である。
いや、"子"という年齢でもないので、迷いオヤジである。
人生にも迷っているから、どうしようもない。
外部へと続く階段は
解体後の廃材が流し捨てられて最早ゴミ溜めと化していて無残。
それでは5階へ。
「5階」
とある客室にあった箱から何故か湯気が出ていた(笑)。
4階の廊下にはバラのタイル絵であったが、5階の廊下には裸婦がいた!
タイル一枚で表現されたB地区が魅力的だ!
全裸美女も見れたし、そろそろ帰ろう・・・
・・・と、思ったところで、何やら外部に続いている通路を見付けた。
その細い通路を進んだ先にはへっぽこな階段があり、それを上ると・・・
・・・何やら広い場所に出た!
展望室かダンスフロア的な場所かとも思ったが、
客にあんなへっぽこな階段を上がらせないだろうし、
あの狭い通路も通らせないだろう・・・・・・よく分からない領域である。
しかも、外に何やら建物が見える。
折角だし、藪を掻き分けて行ってみたが、
重厚な錆びた鉄の扉が開かなくて内部には入る事が出来なかった。
しかし、1階部分の風呂場の様な場所には入る事が出来た。
もしかすると従業員エリアだったのかも知れない。
それでは、ホテルの裏側を見て探索は終了である。
さて、この廃ホテルは嘗て「ホテル ブルー」という名前であったらしいが、
一体何がブルーなのだろうか。
外観を見る限り、ブルーと言うよりもレッドである。
廊下の絨毯がブルーだと言えなくはないが、どちらかと言えばパープルである。
ブルーなのは、この退屈な駄廃墟に訪れてしまった廃墟マニアの心だけである。
いや、待て、
他人が勝手に"駄廃墟"などとレッテルを貼るのは失礼極まりない失言である。
長年放置されて廃墟化しているのだから、ここには涙涙の物語があったのだろうし、
もしかすると当事者達にとっては、
もう二度と見たくない程に忌まわしい物件であるかも知れない。
一番「ブルー」なのは経営者等の当事者達に決まっているのだ。
そう改めて考えると、「あぁ、ホテル・・・ブルーだなぁ。」と思えてくると同時に、
この建物に良い未来が訪れる事を願わずにはいられない。
2014.03.
衰退色濃くなりゆく温泉街の主要な道路の其の横で
無遠慮に無防備に大口を開け聳え立つ厳かなる大型廃墟。
まるで誰も何も気にしていないかの様に
日常風景に溶け込んで普通に其処に在る其れは、
貫禄すら漂わせる其の外観とは裏腹に
解体が進んだ内部は、廃墟的魅力に乏しい廃ホテルである。
「外観」
「1階」
1階は駐車場の様なスペースとなっているが、
今では、解体した廃材捨て場の様になっていて無残。
「2階」
駐車場の階段を上るとフロントの様な場所があり、
そのフロントの様な場所から
待合室か、または食事をする様な場所へと繋がっている。
待合室の様な場所は丁度、ホテル外観の赤い部分である。
床は部分的に解体されており、
知らずに歩いているとそのまま1階の駐車場に転落する恐れがある。
緑の安っぽい壁紙と無駄に重厚な木の机が、微妙なセンスを醸し出している。
再びフロントの様な場所の方へと向かい、
その横の階段から3階へと進む。
「3階」
客室は、綺麗さっぱりな部屋もあれば散らかっている部屋もあるが、
そのどれもが既に殆ど解体済みで全く面白くはないので、
全ての部屋は掲載せずに適当に2枚だけ載せてみる。
それでは、さっさと4階へ。
「4階」
階段を上った先にはバラのタイル絵。やはり微妙なセンスである。
このホテルは部屋数だけは無駄に多いが、
どの部屋も微妙なセンスと安っぽさに満ちていて、やはり退屈である。
恐らく、解体が進んでいなくても微妙な類の客室だったのではないかと思う。
客室よりも曲がりくねって入り組んだ配置の廊下と階段の方がまだ面白い。
方向音痴であれば自分の居る位置が分からなくなってくるだろう。
因みに僕は方向音痴なので、道がちょっと曲がっているだけで、もう迷子である。
いや、"子"という年齢でもないので、迷いオヤジである。
人生にも迷っているから、どうしようもない。
外部へと続く階段は
解体後の廃材が流し捨てられて最早ゴミ溜めと化していて無残。
それでは5階へ。
「5階」
とある客室にあった箱から何故か湯気が出ていた(笑)。
4階の廊下にはバラのタイル絵であったが、5階の廊下には裸婦がいた!
タイル一枚で表現されたB地区が魅力的だ!
全裸美女も見れたし、そろそろ帰ろう・・・
・・・と、思ったところで、何やら外部に続いている通路を見付けた。
その細い通路を進んだ先にはへっぽこな階段があり、それを上ると・・・
・・・何やら広い場所に出た!
展望室かダンスフロア的な場所かとも思ったが、
客にあんなへっぽこな階段を上がらせないだろうし、
あの狭い通路も通らせないだろう・・・・・・よく分からない領域である。
しかも、外に何やら建物が見える。
折角だし、藪を掻き分けて行ってみたが、
重厚な錆びた鉄の扉が開かなくて内部には入る事が出来なかった。
しかし、1階部分の風呂場の様な場所には入る事が出来た。
もしかすると従業員エリアだったのかも知れない。
それでは、ホテルの裏側を見て探索は終了である。
さて、この廃ホテルは嘗て「ホテル ブルー」という名前であったらしいが、
一体何がブルーなのだろうか。
外観を見る限り、ブルーと言うよりもレッドである。
廊下の絨毯がブルーだと言えなくはないが、どちらかと言えばパープルである。
ブルーなのは、この退屈な駄廃墟に訪れてしまった廃墟マニアの心だけである。
いや、待て、
他人が勝手に"駄廃墟"などとレッテルを貼るのは失礼極まりない失言である。
長年放置されて廃墟化しているのだから、ここには涙涙の物語があったのだろうし、
もしかすると当事者達にとっては、
もう二度と見たくない程に忌まわしい物件であるかも知れない。
一番「ブルー」なのは経営者等の当事者達に決まっているのだ。
そう改めて考えると、「あぁ、ホテル・・・ブルーだなぁ。」と思えてくると同時に、
この建物に良い未来が訪れる事を願わずにはいられない。
まだ窓ガラスがきちんと入っていて、中も解体されてない時は
結構味がありましたよ。
怖くて少ししか覗いてませんが!