(※この記事は再構成されています。)
「屋形船乗り場(?)」
往時に池に浮かんだという屋形船乗り場か若しくは休憩場か何か。
「橋」
屋形船乗り場(?)から、生い茂るにも程がある木々を藪漕ぎしまくって
途中で方向が分からなくなってジャングルの中で独り迷いつつも無理矢理進むと、
池に架かる橋に辿り着く事が出来る。(※東屋は既に解体済み)
橋の上から客室棟を望む。やはり素晴らしい。
「外観」
池側からの外観。
山側からの外観。
「客室棟出入り口」
本館は大昔に解体されてしまっているので正面玄関は無く、
客室棟廊下の端から入る事になります。
この出入り口は恐らく、屋形船乗り場(?)等へと続く旅館出口だったのだと思う。
「1階廊下」
それでは廊下を進みます。廊下の左(池側)に客室が並ぶ構造である。
「1階客室(1)」
それでは、出入り口側から順に客室を探索してゆきます。
探索と言っても、客室内部には殆ど何も残っておらず、
幾星霜を経た人的破壊と経年劣化、そして少し解体もされている様で、最早、蛻の殻。
「1階客室(2)」
こちらの部屋も、そして次の部屋も、その次の部屋も、特に見所は無いですが、
とりあえず、写真を掲載してゆきます。
「1階客室(3)」
「1階客室(4)」
「1階客室(5)」
どの部屋も特に魅力的では無いですが、全体的に、
恐らく僕が生まれる前から廃墟だったであろう長い年月による劣化と荒廃が凄まじく、
経年劣化マニアであればこれを駄廃墟と呼ぶ事は無いだろう、
一流の廃墟世界を堪能する事が出来る、やはり素晴らしい廃墟である。
「1階廊下」
出入り口の方を振り返る。
因みに、左は2階へと続く階段で、右が先程の「1階客室(5)」である。
夜の廃墟は月光に照らされて幻想的だ、
なんてのは唯の妄想で、実際には真っ暗で視界には闇しか映らない。
光が無いので、いくら露出しようが安物カメラには闇以外に何も写らず、
夜の廃墟での撮影は諦めていましたが、
イケアで蝋燭風のライト「RAMSTA」を買ったので試しに使ってみました。
光が弱いのでどうなる事かと思いましたが、
懐中電灯も少々駆使して30秒の露出で何となく写りましたので、
時折、夜の写真も織り交ぜて掲載してゆきます。
「渡り廊下」
それでは、再び振り返り、廊下の最奥を目指します。
因みに、ここからは渡り廊下部分であり、その最奥は土砂が流し込まれて塞がれている。
「浴場」
渡り廊下の土砂が流し込まれた更に先には、浴場が辛うじて残っている。
浴場の出入り口部分にも土砂が流し込まれていて、
残っているのはこの浴槽1つのみなので、往時の浴場の全貌は不明。
一龍旅館(中編)へ