date : 2013.01.
幹線道路沿いで一際奇異の目を引いて鎮座し続けるその異形は、
近隣府県の多くの者の記憶に強く、または脳の片隅に僅かに
けれども確実に記録されているであろう廃墟である。
子供の頃、旅行時等に前を通る度に、
うわあぁ~、なにこれ~!!!と思った記憶、
そして、ある程度大人になってからも、旅行時等に前を通る度に、
なんだこれ!!!と思った記憶があるが、
まさかこれが廃墟という物件で、そんなものを好む変質的なマニアがいて、
自分が数十年後、若しくは数年後にそこの写真を撮っているだなんて、
当時の自分は想像もしなかった!
運命とは分からぬものである。
さて、喫茶店(?)というわけで規模は小さいが、
予想以上に廃が進んでいてなかなかに好い按配である。
折れてしまったらしく、塔があった部屋は瓦礫の山になっていました。
在りし日の姿が拝めなかったのは残念ですが、あれだけ大きな塔だと
登れたのか、中はどうなっていたのか色々と妄想してしまいますね。
いつ頃廃墟になったのか、調べても全くわからない所ですが、
相当に年季が入った雰囲気は大好きです。
ちなみにお隣の岬カーニバルワーフは今は窓も含めて完全にシャットアウトされていましたので寄れませんでした。